当教室の特徴・方針について

1回あたりのレッスン時間を45~60分にしました

一般的なピアノ教室は1回あたりのレッスン時間が30分程度ですが、仮に3分の練習曲と5分の曲を習っていると仮定してみてください。
冒頭の挨拶と、最後の講評、事務連絡で5分程度取られてしまいます。
残る25分で、習っている2曲を通して弾くと正味8分、約10分かかります。
結局、習う時間は15分あるかないかです。
その中で中断しながら技術や曲想を教えることは、多くはできません。
結果、多くの方が教室に通いつつもなかなかコツを掴めずにやめていってしまいます。
そこで、当教室では基本的に1レッスンは45分~1時間として、できない技術を繰り返しおさらいしたり、曲の背景、プロのCDやDVDの演奏を視聴することも可能にしました。

腕の脱力には特に力を入れて指導しています

多くの方が、腕に力が入ったまま長時間の練習を行い、筋肉が痛む、ピアノの鍵盤が重い、あげくに腱鞘炎になったと言います。
それは全て無駄な力を使っているためです。
そもそもピアノの鍵盤は標準であれば僅か45~55グラムで押せるもので腕の筋肉を使うほどのものではありません。
その無駄な力を取り除けば楽に弾けるだけではなく、技術も音色も格段に好転します。
また、練習も苦痛ではなくなり楽しいものとなっていきます。
悪い癖がついている人でも、時間をかけて矯正してレベルアップしていけるよう指導しています。

「弾ければよし」ではない

様々な曲を弾いて行く中で、難しい曲に挑戦することもありますが、難しい曲を上手に弾ければそれはすばらしいことです。
しかし、どんなに難しい曲でもただ弾くだけなら音楽とは言い難くなります。
むしろやさしい曲でも音楽的に弾くことができれば、聞く人に感動を与えられます。
それには、正しい知識・理論に加えて曲の背景・想像力を知り、その上で独創的な創造が可能になります。
従って、理論や話にも時間を割いて、より音楽的に弾けるように指導しています。

名物?脱線?

特にお子様のレッスンの時、弾いている曲について、作曲者→その生涯→国籍→その国の地理・歴史→宗教・教会→音楽史........
はたまた漢字の話、付点音符から、分数・小数、さらに絵画・図形などなどと、とめどなく話をしてしまうことがあります。
しかし、曲の背景にとどまらない豊富な知識は音楽表現の上で必ず役立ちます。
保護者の方からも受けが良いようで、楽譜には様々な落書きが加えられていきます。
そしてその話に応じていろいろな曲の断片を弾いて聞かせることも多くあります。

生徒募集以外の営業活動はありません

楽器については、最初の半年~1年間は、希望があれば電子ピアノを無料レンタル致しますので、あわてて楽器を買うことはありません。
また時機を見て購入をお勧めしますが、電子ピアノなら大手電気店、普通のピアノについても技術の高い優良なお店を紹介し、教室は関与しません。
楽譜も必要なもののみご購入いただき、その他の曲集などは本の希望がない限り著作権の切れたパブリックドメインの楽譜を印刷、無料配布していますので、1曲しか弾かない曲集を事あるごとに買わされるようなことはありません。
その他の細かい付帯費用のようなものは、ほとんどありません。

初級指導について

初級者の指導はピアノ教室の実力を左右する大きな要素です。
早く中級・上級へと上がらないと、モチベーションもさがり練習にも身が入らない悪循環に陥ります。
就学前のお子様には、とにかくわかりやすく毎回レッスン毎に達成感を持てるよう指導しています。
工夫としては、その年代で無理に音符を読む必要はなく、色で音符や、曲の繰り返しなどを理解させることでとにかく弾くことを重視しています。
小学校のお子様の場合は、理解度に応じて理論的な知識を勉強する時間を設けていきますが、楽しくレパートリーを増やすことも平行して行い、本人が上達した感覚を持って続けられるよう指導しています。
また、挨拶・行儀も適宜指導しています。
大人の生徒さんは、希望があれば基礎指導を交えながら、レパートリーを持つことを重視して指導しています。
希望の曲をやさしくアレンジするなどして弾けるようにしていきます。
さらに、手のポジションがなるべく動かないような指使いで覚えやすい方法を採用しています。

中・上級者について

当教室には、地方からも来る方や、他で指導なさっている方も来られています。
発表会の時には皆さんに楽しんでいただいているようです。
指導の重点は、技術的には脱力と、無駄な動きを無くし、必要な動きをいかに利用するか、音楽的には各作曲者・楽曲の持つ原則から自由な発想で生徒さんの個性を伸ばす演奏指導を心がけています。
決して押し付けるようなことはありません。

お気軽にご連絡ください

電話:03-5705-4771

携帯:090-4371-1662

メール:t_shige1965@ybb.ne.jp